【25卒】大学3年生になった瞬間始まっている?!外資系企業の就活

シュウカツ子

外資系企業ってカッコいい!でも外資系企業は就活が早く始まるって聞いたけど、本当?

キャリねこ

そうだにゃ〜
外資系企業は特殊な就活スケジュールだからきちんと説明していくにゃ〜

外資系企業は、グローバルに活躍でき、年収もいいことから憧れる方も多いのではないでしょうか?
ただ、他の日系企業とは就活のスケジュールが違っていたり、必要となる対策も異なります。

本記事では、外資系企業の就活スケジュールについてや外資系企業の選考に臨むに至って必要な対策についてイチから説明していきます。

・外資系企業の就活スケジュールについて
・外資系企業の選考対策

目次

そもそも外資系企業とは

シュウカツ子

そもそも外資系企業ってどういう企業をいうの?

キャリねこ

外資系企業の明確な定義は実はないにゃ〜

「外資系企業」というワードはよく聞きますが、実は明確な定義はありません。
経済産業省が行っている「外資系企業動向調査」の調査対象が1つの目安になります。

①外国投資家が株式又は持分の3分の1超を所有している企業であって、外国側筆頭出
資者の出資比率が10%以上である企業

②外国投資家が株式又は持分の3分の1超を所有している国内法人が出資する企業であっ
て、外国投資家の直接出資比率及び間接出資比率の合計が3分の1超となり、かつ、外
国側筆頭出資者の出資比率が10%以上である企業

経済産業省「外資系企業動向調査」

わかりやすくまとめると、世間では以下のように言われたりします。

・外国企業が日本で設立した子会社(日本法人)
・日本の企業と海外の企業が共同で設立した企業
・海外の企業が買収した日本企業

外国企業が日本で設立した子会社は、わかりやすく言うと海外の企業が日本に進出したケースで、デロイトトーマツやマッキンゼーカンパニーなどの外資系コンサルティングファームなどに代表され、「外資系企業」というとこの形態の企業が一番想像しやすいものではないでしょうか。

日本の企業と海外の企業が共同で設立した企業は、NECやヤフーなどが代表例で、日本の企業と海外の企業が手を組んで設立した企業を指します。

最後の海外企業が買収した日本企業の代表例は、2016年に鴻海(ホンハイ)精密工業に買収されたシャープです。シャープは1912年に日本で創業した日本企業でしたが、台湾の鴻海精密工業に買収されたことで海外資本の外資系企業となりました。

外資系企業は、以上3種類に分けられると覚えておきましょう!

外資系企業の就活スケジュール

外資系企業の就活特徴

外資系企業の就活スケジュールにはいくつかの特徴があるためしっかりと理解しておきましょう!

①インターンから選考に直結していることが多い
②本選考の開始時期が大学3年の11月頃からと早い

①に関してですが、外資系企業はインターンシップを選考の一部としている企業が多いです。日本企業のインターンシップは短期間で企業理解やグループワークなどを行う内容のものが多い一方で、外資系企業のインターンシップは、長期間の中で実際の業務を行うものが多く、良い結果を出すことができれば、内定につながることも多いので、気を抜かずにインターンに参加することが重要です。

②に関しては、外資系企業は経団連に所属していないことから日系企業よりも早い段階で採用活動を開始するため、気が付いたら募集が終わっていた…ということもあり得ない話ではありません。各外資系企業がどのようなフローでいつから採用活動をおこなっているのかと言うことは、しっかりと調べておきましょう。

25卒外資系企業就活スケジュール

シュウカツ子

外資系企業の就活はどんな流れで進めるのが良いのかな〜?

キャリねこ

詳しく説明するにゃ〜

2023年4月〜5月 エントリーシート対策

先に記したように、外資系企業の就活においてインターンはとても重要な鍵を握っています。
そのため、夏に開催されるインターンに参加するためのエントリーシートの対策は大学3年生になった時点で始める必要があります。

エントリーシート対策として真っ先に取り組む必要があるのが、自己分析企業研究です。

自己分析の方法に関しては、以下のページにて詳しく書いているので、一度読んでみてください!

企業研究に関してですが、以下のような方法で取り組みやすいものから取り組んでみてください!

企業のHPで研究する

各企業のHPにはその企業の従業員数や資本金、設立年などの基本情報が載っているだけでなく、実際の事業内容や企業理念なども知ることができ、志望理由を練るための材料を集めることができます。
手始めに企業HPで各企業についての情報は得ておきましょう。

また企業HPからは採用に関する情報も得ることができます。
選考フローなどの基本情報を得ることも大切ですが、特に大切なのは「求める人物像」についてです。
「求める人物像」について知り、その人物像について自分の強みを合わせることができれば、企業からも高い評価を得られることができます。
忘れずに確認しておきましょう!

有価証券報告書で研究する

有価証券報告書とは、毎年企業が外部に向けて企業の内部情報を報告するために作成している資料です。
有価証券報告書から以下のような情報を得ることができます。

①事業の状況
②売上高や利益
③従業員の状況

①の事業状況に関しては、各企業の実際の事業内容に関して知ることができるとともに、その事業でどれくらいの売上が生まれているのか、また今後の事業展開についても知ることができるため、選考の対策にもなるでしょう。

②の各企業の売上高や利益は、他企業と比較検討する際にも役立つことがあるので、しっかりと確認しておきましょう。

③の従業員の状況に関してですが、従業員の平均年収や平均勤続年数など企業を選ぶ上で気になる情報も有価証券報告書から得ることができます。

2023年6月〜7月 夏期インターン選考

先にも書いたように外資系企業は、インターンから採用に直結することが多いのに加えて、夏期インターンで採用充足になった場合は、本選考を行わないなんていう企業もあるので、各企業のインターンには積極的に応募するようにしましょう。

インターンに向けての選考フローは各企業によって異なりますが、エントリーシート提出後、面接やグループディスカッションが行われることが多いです。
しっかりとこれまでおこなってきた自己分析や企業研究を整理し、選考に挑めるように準備しましょう。

選考難易度が高い外資系企業の内定を取るために一番大切なのは、一社に絞らず複数エントリーをして、通過する可能性を上げることです。
時間に余裕があるかぎり、多くの企業にエントリーするようにしましょう!

2023年7月〜9月 夏期インターン参加

インターン選考を通過できればインターンに参加することになります。
ですが、外資系企業のインターンはただの就業体験ではないことを心しておきましょう。

シュウカツ子

どうしてただの就業体験ではないの?

キャリねこ

外資系企業のインターンは最終選考なみの重要さだにゃ〜

就活生にとってインターンは企業について知るための機会であると思っている方が多いのですが、外資系企業のインターンにおいては実際に就業体験をさせ、その中で個人個人の強みを見られます。
それを元に内定を出す企業もあるので、外資系企業のインターンは本選考の一部だと思ってインターンに挑みましょう!

2023年10月〜11月 会社説明会・本選考エントリー(ES提出&試験)

この時期になると、外資系企業の会社説明会が開催させるようになり、各企業の本選考エントリーが始まります。
志望している企業の説明会にはできるだけ参加し、多くの企業にエントリーをしましょう!

シュウカツ子

いよいよ本選考か…
具体的に何をしたらいいの?

キャリねこ

たくさんしないといけないことがあるにゃ〜

本選考に向けて必要な行動としては、主にこれまで行ってきた自己分析と業界・企業研究をより深めた上でのエントリーシートの作成、さらに並行してWEBテストの対策を行うことが必要です。

WEBテストに関しては、企業独自の形式を導入している企業もありますが、一般的によく使用されているSPIや玉手箱を導入している企業もあります。

WEBテスト対策としてはまずSPIや玉手箱などの対策を行うのがいいでしょう。

これらの共通テストの対策を行っておくことで、基礎力がつき、企業独自のテストにも対応できてきますし、今後他業界の企業を受ける際の対策にもなります!

また、企業によっては企業独自のWEBテストの前に、SPIなどの共通型テストを課している企業もありますので、しっかりとWEBテスト対策は行いましょう!

2023年12月〜1月 本選考(面接)

書類選考、WEBテストという関門を突破するといよいよ面接が始まります。
外資系企業の面接の特徴としては、英語での面接が実施される可能性があることです。
企業によっては最初から英語での面接が選考フローに盛り込まれている場合があったり、日本人の面接官による日本語での面接が実施される企業でも、途中から英語での面接が始まったりする場合もあります。

しっかりと自分が受ける企業の選考の中で英語での面接があるのかどうかも調べておきましょう!

受ける企業に英語での面接がある場合には、しっかりと語学力を伸ばしておく必要があります。英語力に自信がない場合は、早めに英会話教室に通うなどして自信を持って面接に挑めるようにしておきましょう。

シュウカツ子

でも実際どれくらいの英語力があればいいの?

キャリねこ

業界や企業によっても様々だにゃ〜

業界別に働き出してから必要とされる英語力は異なります。
例えば、顧客が国内にいるのか、海外にいるのかで必要とされる英語力が異なりますし、金融業界ではより正確な英語力が必要とされたり、IT業界のSE職であれば専門的な用語まで知っている必要があります。

ただ、就職活動の段階で支障のない英語力レベルはTOEIC700点ほどであると考えておきましょう。

さらに、外資系企業の面接においては想定される面接の質問があるため、それらの想定質問に対して前もって回答を考えておくことでより安心して面接に挑むことができます。
外資系企業の面接における想定質問は、就活サイトやYouTubeなどで詳しく説明しているところもあるので、リサーチしておきましょう。

また、外資系企業の選考の中でもう1つ特徴的なものが、ケース面接です。

シュウカツ子

ケース面接ってなに?
初めて聞いた…

キャリねこ

ケース面接とは面接官が課題を出してそれに対して自分で施策を考える面接のことだにゃ〜

ケース面接は、外資系企業の中でもコンサルティングファーム投資銀行の選考で行われることが多いです。
具体的な内容としては、キャリねこのいうように面接官がある課題を学生に提示し、その課題解決のための施策を制限時間内に考え出すといったものです。

ケース面接を行う理由としては、コンサルティングファームや投資銀行で働くためには、実際に顧客の持つ課題に対しての解決策を提示していくことが必要とされるためです。
ケース面接を通してそのような力があるかどうかを判断されます。

過去のケース面接では以下のような課題が出されています。

・地方私立大学が生き残るための戦略を考えよ
・地方を活性化させるためにはどうすれば良いか
・コンビニ1店舗の売上を推定し、その売上を上げるための施策を考えよ

シュウカツ子

え…難しい…そんなの突然言われてもできないよ…

キャリねこ

そうだにゃ〜
だから前もって過去に課されたお題に対して自分なりの取り組み方を考えておくにゃ〜

ケース面接を突破していくためには、過去に課されたケース面接の課題例が載っているサイトや内定者の体験談を参考に、業界・企業ごとにどのような傾向のお題が課されるかを入念に調べ、自分であればどのような手順で解決策を模索していくかを考えて対策しておくようにしましょう!

2024年 1月〜3月 内定獲得

大学3年生が終わるころには長かった多くの外資系企業の選考も終わりを迎えます。
一部のコンサルファームなどの外資系は選考を続ける場合もありますが、ほとんどの外資系企業はこの時期までに採用活動は終えると思っておきましょう。

外資系企業就活まとめ

外資系企業の就活は、日本企業の就活とは就職活動の時期や選考フローの内容などにおいて異なる部分がたくさんあるので、しっかりと情報を集めて外資系企業特有の選考に向けて対策しておきましょう!

この記事が少しでも外資系企業を目指すみなさんの役に立てていると幸いです。

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